原産地:アメリカ合衆国
捕獲難易度:★★☆☆☆
小さな頃は可愛いかったのに…。
「ミドリガメはおとなになると茶色く、大きく、かわいくなくなる。」
これは小学校理科の授業で必修にすべき事柄だと思う。
確かにアカミミガメ類の幼体はとてもかわいい。
丈夫で育てやすいというし飼いたくなるのもわかる。
だがそれがトラップ。
うっかり衝動買いでもしようものなら、
かわいい!→丈夫!すくすく育つ→すくすく育ちすぎる→あれ?どうしよう…。→殺すには忍びないので、近所の川や池に捨てる。→丈夫!野外でもどんどん増える!
の流れでどんどん野良アカミミガメが増えていく。
おかげで今や日本中の河川・湖沼で一番目につきやすいカメになってしまった。
これくらいなら…
まだ可愛いんだけど…。
すぐにこうなることを覚悟しておかないと。
水の汚れにも強いので、隠れ家と水量があればたいていどんなドブ川でも観察することが出来る。
何でもかんでも貪欲に食べるので、魚釣りをしているとハリに掛ってしまうことも。
ミシシッピアカミミガメに限らず、水棲のカメはハリをすぐ飲み込んでしまうので、カメの多い場所で釣りをする時はよくよく注意したい。
捕獲方法は小さな個体ならタモ網でも掬える場合があるが、警戒心の強い大型個体はエサでおびき寄せるトラップか釣りが確実。
(トラップを使用する場合は各漁協に設置可否の確認を。)
さすがに手づかみはちょっと難しいので捕獲難易度は☆二つかな。
でもこれぐらい人に慣れてれば手づかみもOK!
足下で餌をねだるアカミミガメの大群(大阪府にて)
餌付けされているのか、住宅街付近では人間を怖がるどころか積極的によってくるアカミミガメもたまに見かける。
池のコイのようだ。
手づかみと書いたが、カメはくちばしと爪が意外と鋭い。捕まえる際は十分に注意したい。
また、これはカメに限ったことではないが、野生動物の体は雑菌の温床となりがち。
触った後は念入りに手を洗おう。
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